障害年金のこと

さいしょに・・・

お久しぶりです。相変わらず筆不精なのですがサイトは保持しているくらげです。

実は先日、申請していた障害年金の結果が家に届きました。

こういった申請をしたのが初めてだったので、どのように手続きを進めたのか時系列でまとめてようと思います。

道のりは長かったゾ……!

障害年金の概要

まず、制度について知るまで自分は年金のことなど気にかけたことがなく、高齢者がもらうものくらいの認識でした。

自分事となってめちゃくちゃ調べたので、間違ってることもあるかもしれませんが障害年金とは何ぞやを簡単に書いていきます。

障害年金

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です。
障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やけがで初めて医師の診療を受けたときに国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。

(日本年金機構HPより)

つまり、傷病によって仕事や日常生活がスムーズにいかない人がお金をもらえる制度です。

国民年金は日本に住んでる全員が加入(払ってるかはさておき)してます。

厚生年金は会社員など企業に雇われている場合は大概加入していて、「障害基礎年金」+「障害厚生年金」は重複して請求ができます。

障害年金を申請した場合、申請した人が全員お金をもらえるわけではなくそれなりに厳しい審査が入ります。その審査の結果、等級(どれくらいお金がもらえるか)と

・「障害基礎年金」+「障害厚生年金」が両方もらえる

・「障害厚生年金」のみもらえる

・どちらももらえない

のどれかが決まるのです。

障害基礎年金

障害基礎年金の等級は『1級』または『2級』です。

■1級:他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態。身のまわりのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲がベッドの周辺に限られるような方が、1級に相当。

■2級:必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働によって収入を得ることができないほどの障害。例えば、家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできても、それ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当。

1級のほうがより障害年金の額を多くもらえるようになってます。

障害厚生年金

障害厚生年金の等級は『1級』『2級』『3級』です。

■1級:他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態。身のまわりのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲がベッドの周辺に限られるような方が、1級に相当。

■2級:必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働によって収入を得ることができないほどの障害。例えば、家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできても、それ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当。

■3級:労働が著しい制限を受ける、または、労働に著しい制限を加えることを必要とするような状態。日常生活にはほとんど支障はないが、労働については制限がある方が3級に相当。

障害厚生年金の場合は、3級があります。3級になった場合、障害基礎年金の支給はなく、障害厚生年金のみの支給になります。

市役所/年金事務所にて

最初の仕事が続けられなくなり、市役所へ国民年金についての相談へ行った際に障害年金の話を聞きました。

その後、年金事務所を紹介され実際に話を聞いたのですが、その時はとにかく訳が分からず何かすごく申請も難しそうで……「対象者に〇〇プレゼント!」の対象者には大体含まれない人生を歩んできたので、どうせ不支給だろうと諦めました。

実際、申請のハードルは大変高く審査も通りにくいのが障害年金です。

さらに心を折ってくるのは提出書類の多さ。

そして根掘り葉掘りあまり向き合いたくない自分の障がいの申告。A3用紙が2枚って・・・。

正直なところ長文の作文をする気力も、書類を過不足なく揃える集中力も無かったです。

きわめつけに「もう信用ならん!」と喧嘩して飛び出したクリニックの診断書(初診日)を用意しなければならなかったのが一番ネックでした。

社労士事務所にて

2つ目の仕事を辞めたとき、かなり思い詰めてたぶん自分はもう一般就労できないんだろうと思いました。

そうなったとき障がい者雇用やアルバイトとなると収入ががくっと下がります。どうしようかと思い悩み思い出したのが障がい者年金。

ダメ元でもいいから、一度申請だけやってみようと調べていました。

そうして見つけたのが障害年金の申請をほとんど代理で行ってくれる社労士事務所の存在です。

現在通院している病院の診断書を用意し、簡単な自分の状況をヒアリングすることで他のことをすべてやってくれるとのこと。初診日の診断書は代理で取得してくれます。

5年までさかのぼり請求ができることも教えていただき、迷わずお願いしました。

結果は…

初めて社労士事務所へ連絡をしたのが2024年2月。実際に訪問して話を詳しく聞けたのは4月でした。

訪問して数日後には初診日の診断書を用意してくれ、私も現在の病院で診断書を取得。(診断書の代金がとても高かった;;)

ヒアリングシートへざっくばらんに記入し提出できたのが4月下旬。

実際に社労士さんが年金事務所へ書類を提出したのが5月上旬です。そこから審査がおよそ2~3か月と聞いていましたが、思いのほか早く結果が届きました。

7月下旬に届いた結果によると・・・

障害厚生年金3級+遡及請求が認められました!!!

さいごに

この文章を書いているのは8月なのですが、すでに支給通知も来ており年金額が決定してます。

障害厚生年金をもらっているからと言って仕事をせず暮らしていける金額ではないですが、確実に家計の足しにできるのはとっても助かります。

精神障害は誰でも起こりうる病気。でも客観的な証明が難しく、障害の程度を伝えるのってとても大変です。

私は今回、障害厚生年金をあきらめず社労士事務所に頼ってみてよかったと思います。

もし今悩んでる人がいれば、社労士事務所への報酬金についてや更新の年数などより詳しくお話しすることもできます。少しでもどなたかの助けになれば幸いです。